9月の日記


9月1日

いい加減に終わらせたい…

また今日も1日中特許書き。一応、明日の午前中には上司のOKは出るレベルまでもっていけそう。 早く普通に研究がしたい。私以外の方でやっている実験の結果を今日聞いたが、 私の予想以上早くに現在の存在するアルゴリズムの限界に達してしまったかもしれない内容だった。 もしこれが本当に限界だとすると、 いよいよ機械学習の世界はパラダイムシフトすべく混沌の時代に突入するかもしれない。
でも、多分実験結果の解釈が間違っていて、そんな時代はまだまだ先だと思うけど。




9月2日

やっと終わった!

特許の提案が一段落した。 実は明日までに提案できたら8月提案扱いになるのだそうだ。 上司が8月25日が締め切りと言っていたのは間に合わないことを前提にした締め切りだったみたい。 ギリギリ間に合った。でも、次は社内用報告書を書かないといけない。 一難去ってまた一難。




9月3日

研究らしいことを少し

特許が一段落したので、計算などをちょっとしてみた。 その過程で必要になったので、n次元単位球の体積を計算した。 n=7以降減少するなんて初めて知った。 さらにnを大きくするといくらでも小さくなる。 今まで計算したことがなかったらしい。不覚。




9月4日

都市対抗負けちゃった…

明日の準決勝を応援行こうと券まで用意していたのに。 1回戦の試合を見た感じでは準決勝まではいくかと思っていたのに。




9月5日

関東地方でこれだけゆれたってことは…

築40年のうちの寮の窓とテレビ台がカタカタいっていたぐらいゆれていたので、 震源近くの関西の方は大丈夫だったのでしょうか? あれだけゆれたのにうちの震度は2だったみたい。
マグニチュードを見たら2回目の方が大きそうだったけど、 「余震」といわれていたのが少し気になる。マグニチュードで0.4も違ったらかなり 違うはずだと思うのだが。確かマグニチュードは対数表示で、 値が2違ったらエネルギーが1000倍違うのでは?




9月6日

「アニメ夜話」の初回を見た

「マンガ夜話」のアニメ版が今日から始まった。 アニメの技法の話などは、人間の動画認識あたりと絡めて考えるとかなり面白かった。 静止画については数千年の歴史があるが、動画はせいぜい100年。 多分、まともに動画認識に関する研究はなされていないのが現実ではなかろうか。 その際アニメは貴重な資料になると思う。




9月7日

半日がかりで会社のパソコンにLaTeXを入れた

特許はWordで書かないといけないのだが、技術報告書は何で書いてもよかったので、 頑張ってLaTeXをインストールした。Wordの数式エディタにはかなり不満があったので、 きれいに数式が出たときは感動すら覚えた。 ただ、Windows用のLaTeX便利ツールWihShellがかなり頭が悪いのでちょっと困った。 日本語だと1文字2byteなので、カーソルやBackSpaceを2回押さないと移動しないとか、 特定の文字を1byte×2文字で認識してしまうとか、かなり便利だけど使いにくい。
それにしても、これだけの高機能ソフトがフリーで手に入り、 かなり難しい設定も丁寧な解説サイトがいくつもあり、よい時代になったものだ。 でも、同時にフリーソフトの自己責任という壁は初心者にはかなりハードルが高いとも思った。 1年前の私だったら自力でインストール出来なかったと思う。 解説サイトに重要な間違いがあったり、バグのある機能を自力でオフの設定にしたり、 おかげでまだpdfファイルに変換できるのにpsファイルに変換すると文字化けする 問題は解決していない。




9月10日

とりあえず今週はストは回避したが…

でも、今のところこれしかないだろうというシナリオ通りって感じがする。 もう結末は2通りしかない。新球団が誕生して6対6になるか、 もう1つ合併+Gがパへの5対5か。 今日の会見の様子を見たら2対8で後者かと思う。 選手会側がいいように手玉に取られているなって感じだったが、 まあ経営者側なんて騙すのが仕事みたいなものだし、 選手会側は体を動かすのが仕事だから当然の結論だと思うけど。




9月12日

「テレビゲームとデジタル科学展」を見に行った

最初のコンピューターの歴史&仕組みの展示の部分は結構楽しめたが、 その後のテレビゲームの歴史などのコーナーはあんまりだった。 ただ、展示物はかなり本格的で、ほとんど全く売れてないはずのゲーム機や 周辺機器が数多く展示してあって、懐かしいものをたくさん見れてそこだけは良かった。 さすが国立科学博物館!
コンピューターやゲームの歴史を通して見て思ったのは、ハリウッドの映画と同じで、 映像技術はどんどん発展しているのに中身はほとんど同じだなということ。 国はこれからゲームに力を入れるみたいだが、ハリウッド映画と同じで ただ消費するだけの作品を作り続けるかたちになるのかと思うとちょっと残念。
その後、東京ドームそばのジェットコースターに乗った。多分5年ぶりだと思うが、 リハビリにはちょうどよい感じのコースで面白かった。まだフジヤマ, タイタン以上の ものに乗るのはしんどいかも。




9月14日

バイオメトリクス関連の研究会を聞きに言った

この世界の人たちが今何を考え、どんな問題意識を持っているのか勉強になった。
ところで、大学院生の発表の後、最初の質問にこの世界でかなり偉い人が 「君、ベクトルって分かってるの?」といきなり突っ込んでいた。 「大学1年で習うでしょ。ベクトルってただ数字を並べたものじゃないんだよ!」 とさらに突っ込まれ、その後その大学院生は終始オドオドしていた。 でも、その後その偉い人の話をまとめると 「線形変換は距離を保たない変換なんだ!私も同じような計算をして全然うまくいかなかった。」 ということらしい。直交行列なら距離を保つはずだし、 直交行列を選ぶことぐらい全然難しい処理でもないし、 同じような実験をしてしまったんですか? その偉い人も大学1年の線形代数が分かっていないやんと心の中で突っ込んだ。 ちなみにその偉い人は今週末に参加費5000円の専門家向けセミナーをやるらしい。




9月15日

○天まで参入したいらしい

少なくともネット関係の会社が参入したいのは広告になるからだと思う。 でも、ビジネスと割り切る彼らが新しく入るおかげで、野球界は大きく変わるのではないだろうか? それが良い変化か悪い変化かは今のところ予測はできないが。 でも、今の流れのままだとどんどん尻すぼみだから変化を受け入れるのが良いと思う。
個人的には、巨人を除く10球団を全国に散らして、10球団でリーグ戦がいいと思う。 巨人はリーグの勝敗とは独立に10球団と満遍なく戦って、秋にリーグ戦の覇者と日本シリーズ。 これだと巨人の人気が保てないので、他にメジャーリーグ、韓国、台湾へ遠征。 これなら3年ぐらいは楽しめると思う。




9月17日

N君は知っている人の話からの指令が

就職の際に大変お世話になったEさんから、 「今度うちの研究所で講演してもらうと思っている候補の先生がどれくらいすごいのか分からないので 意見を聞かせてくれ」 という指令がかなり忙しいこの時期に来た。 推薦文によるとその先生は数学出身で、かなり天才的な手法を考え、 それがいろいろな分野で使われているらしいが、 実際彼のサイトで調べたが、数学的にいろいろ面白い現象があると書いてあったけど、 M先生だったら「そんなの当たり前だよ」というようなことばかりだった。初級射影幾何程度。 でも、うちらの一部の分野では面白いデータの分析法だと思う。 この分析法にかなりの潜在能力を感じたのだが、 教授そのものがこの手法の本当の力をまだ引き出せてない気がする。 私としてはもう講演してもらわなくてもいいかな。
それから、うちのグループが明日にも完全消滅するかもという危機はかろうじて脱した。 助かった。




9月20日

「誰も知らない」を観た

個人的には「Distance」の方が面白いかな。単館系シネマとしては十分面白いと思えるレベルだけど、 前作が素晴らしすぎたからちょっと辛めに採点。 カンヌで最優秀主演男優賞をとった彼は、確かに演技は素晴らしかったが… いろいろな幸運と偶然が重なってあの演技が生まれたって感じだと思う。 次回作以降でもあれだけの演技が出来るとはちょっと思えない。
公開されてだいぶ経つのに結構お客がいた。 でも、エンドロール中に帰るようなお客ばっかり。




9月23日

「華氏9/11」を観た

ドキュメンタリーとは、すべての立場から取材したもの並べ、 見終わった後に観客に考える機会を与えるものとするならば、 「華氏9/11」はドキュメンタリーとしては最低ランクだと思う。 ただ、ほめようと思えば、ブッシュ擁護の意見は散々メディアで報道されているのだから そこで補っているのだろうと言う理屈が成り立つといえば成り立つかもしれないが。
あの映画が上映されるなんて、自由の国なんて名乗るだけあって やっぱりアメリカはすごいなぁと観る前は思ってたが、 観終わって思うのは大統領が国民を相当なめてるということだ。 もしくは彼の支持者は、彼から利益を受けているのであんな映画を観ても大丈夫なのか。
まあ、それでも改めて考えさせられる映画ではあったと思う。 アメリカという国がこれからどうなるかも含めていろいろ参考にもなった。
それから、同時多発テロ後、司法長官が「これで今まで通せなかった法案が通せる!」と言って 法案を通したという話を見ていて、バイオメトリクスを企業で研究している人間にとしては ちょっと耳が痛かった。運用や法律などはどうしようもないが、 技術者として出来ることは確かにあると思う。




9月26日

C++はそういう意図で作られてたのか!

C++を作った中心人物の1人が書いた初級者〜上級者向けのC++の参考書を衝動買いした。 前書きには初心者も頑張れば読めると書いてあったが、いくらなんでもそれは頑張らせすぎだと思う。 今までプログラミング界で双璧をなすJavaに比べて言語としてだけでなく、 根本的な哲学や思想が洗練されてないところが気に入らなかったが、 一番厳しい条件でシステムが作れるという発想に立って作られたというところで納得。 そういう視点に立つと非常に洗練された言語のように思える。 その他にも、C++を勉強する前にC言語を勉強した方が良いといわれているが、 作者はむしろしない方が良いということも書いてあって、これも納得。




9月27日

ついに銀行で使われるものが…

手のひらの静脈を使った生体認証の銀行カードがニュースになっていた。 うちとはあまり被らない分野なので心配はしていないのだが、 それにしてもなぜ手のひら?
普通の人にわかりにくいのでちょっと解説。 手の静脈を使ったバイオメトリクスは、手のひら、手の甲、人差し指の腹、 人差し指の側面と代表的なものだけでも4つ。さらに細かく分ければたくさん。 で、一番有名なのは手の甲。




9月28日

午後から講演会を聞くための出張だったので、

その後、都内2箇所でしかやっていない「珈琲時光」を観た。 映画として良かったが、今日締め切りが2つを午前中で仕上げるために昨日の睡眠時間を削ったせいで、 ストーリーが分からなくなってしまうほど途中で眠ってしまった。残念。
帰りの電車でもたっぷり寝て、ガキの使いDVD第2弾「一人ぼっちの廃旅館1泊2日」を見た。 今回は本放送でちょっと見たことがあったが、今回もかなり笑えた。 仕掛けが読めない場合でもちゃんとリアクションを取っている松っちゃんの瞬発力は 本当に天才的だと思う。 それから、心霊写真解説に出てきたのが「つのだじろう」でびっくりした。 マンガ史に名を残すほどの偉大なマンガ家を その辺のうさんくさい心霊写真研究家っぽく扱うところが面白かった。




9月29日

もしかしてラボ長に嫌われているのかもしれない…

他の人だったら何事もなく通っていた書類が、私のだけラボ長に拒絶された。なぜ? おかげで、明日の午前中までに新たに10ページ程度の書類を書かないといけなくなった。 また寝れそうにない。早くこの状況から解放されたい…




9月30日

終わった。今度こそ終わったことにして欲しい…

結局午前中どころか午後9時半までかかった。疲れた。本当に疲れた。 しかも披露がピークのときにExcelが凍ってしまい、 1時間分の仕事がパーになったのが痛かった。







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