7月の日記


7月1日

当面の仕事

とりあえず、当分の間は論文や専門書を読むことに専念すれば良いそうだ。 今までとは全然違う分野なので、どうにか研究できるレベルまで早くもって いかないと。




7月2日

TOEICの結果が…

入社してすぐに受けたTOEICの結果が帰って来た。 内定式のときに比べて全然勉強していなかったし、 研修続きでかなり眠かったので点数が下がっていることを覚悟していたら、 内定式に受けたときよりちょっとよかった。 研究所の新人の中の上位3分の1には入っていた。助かった。
でもそのおかげで、来年の頭にうちのラボに来る外国人と共同で研究する ことになりそうでちょっと困ったことになった。英語も、専門も。
それから、誰か微分幾何教えて。特に接続とか。




7月3日

もう忘れた

数学の質問なのですが、 P^3(3次元射影空間)の一般の位置にあるr個の点でblow upした 3次元代数多様体は何次元の射影空間に埋め込めますか? できれば3r-1次元以下だと嬉しいんですけど。 そしてそのときの方程式なんかが分かればかなり面白いことが コンピュータービジョンの世界でいえるかもしれないので。




7月7日

気が付いたら4日も更新してない

今日は上司から「この論文は数学的なものだから読んでみたら。」 と紹介された論文を読んだ。基礎となる知識がほぼ0だったので、 まず基礎の話から勉強していったのでかなり時間がかかったが、今日1日で読めた。 読んでみるとそこそこ数学的で、なかなか面白い結果で、 私が目指しているものに近かったので、いい目標になるなと 思って(この世界ではかなり評判の方の論文らしいです)先輩と話をしていたら、
「この論文の方法は一番誤差が多い方法だから実用には向かないんだよ。」
その後、その先輩からネットに落ちてるプログラムを教えてもらって いろいろシミュレートしてみたが、やっぱりその通りだった。 理論と実用は必ずしもうまくいくわけではないと痛感した。
これから大変だ・・・




7月8日

史上最速の点灯おめでとうございます

昨日読んだ論文の話を今度は私の教育係の先輩としたら、 この結果はうちの世界ではかなり衝撃的なものらしい。 今までの常識を根底から否定したもので、この辺の研究の進展が 今後大きく注目をあびるし、応用上も相当重要になってくるのだそうだ。 ちなみにこの論文の講評を読むと「代数多様体の理論を駆使して」と 書いてあったが、代数多様体の理論をかじった私からすると 「代数学の基本定理しか使ってないじゃん」と思った。
「代数多様体の理論を駆使するとはこういうことだ!」という論文や結果を 出したい。




7月9日

ベンジョンソンは子供に財布をすられて逃げ切られたそうだ

今日は上司が午後から出張だったのでのんびりした雰囲気だった。 おかげで先輩がやってきて、「メーラーがOut Lookじゃセキュリティー が不安だからMozillaにしよう。Mozillaに。」 ということでブラウザとメーラーをMozillaにした。 英語版しか存在しないので設定に苦労した。 これからも苦労しそう。




7月10日

そろそろ本格始動

来週辺りからいろいろ仕事がまわってくるらしい。 何でも数学を使って解決して欲しい問題がたくさんあるのだそうだ。
これ以上忙しくなるのか…




7月12日

こんなにつまらないとは…

「バトルロワイヤル2」を観た。 とりあえず息子の方は監督としては父親の10分の1しか才能はないように思った。 確か父親はクランクインした数日後に入院したはずだったので、 ほとんど彼の作品だったはず。 脚本が父親の方になっていたので、多分、スケッチ的な脚本を 息子が何も考えずに忠実に作品にしたのだろう。 本当に何が言いたいのかわけが分からない、銃撃戦だけの映画だった。 映画を作るってのは脚本を自分なりに解釈して組み立てていくはずなのに。 そういう意味でも才能を感じない作品だった。
それから、作品の方は一歩間違えたらテロを肯定していると勘違い されそうな内容だった。むしろ「2」の方が政治家は騒ぐべきのはずなのに… 本当に日本の政治家はダメだと思う。
一つだけ見所といえば、お金はあるけど子供のことをちゃんと見ていなかった ばっかりにぐれてしまった母親役が三田佳子だったところぐらいかな。




7月13日

まあまあだった

今日は「スパイゾルゲ」を観た。 今週で最後だったので、てっきりガラガラかと思ったら、 私の次で満席になってしまうほどの人気だった。まあまあな出来だった。 第2次大戦の頃の世界情勢を知らないとちょっと辛い映画かも。 当時のソ連が、日本の侵攻が北(シベリア)か南(東南アジア)かを 知りたがっていたとか、それをゾルゲがつかんでいたとかが ポイントになるので。




7月14日

今日はもっと偉い上司とお話

課長クラス(役職名が違うが)の上司と話をした。 要約すると情報幾何を勉強しろということらしい (詳しいことは分からないが、だいたいは確率変数の集合に Riemann多様体の構造が入り、その上の接続が統計的に意味を持つと いう話らしい)。 接続とか曲率があんまり理解できなかった人間にはちょっとつらいよなあ。 さらに確率論なんてほとんど勉強していないんだけど。
ちなみに情報幾何の今1番の話題の1つは、 特異点を持つ場合に広中の特異点解消を使って、 特異点周辺の構造を調べるというものらしく、 世界で3人ぐらい(中心人物は数研出身)しか理解できていないらしい。 4人目にはかなり近い距離にいるとは思うけど… ぱっと見た感じでは実用上は役に立ちそうもない 気がするのでそんなことして許されるのかなあ?




7月15日

ついにこの日が…

今日はプログラム(チームのこと)のリーダーと1時間ばかり話をして、 私の最初の使命が言い渡された。 リーダー曰く、「経験と勘と実験でパラメーターを選んでいたが、 理論的な背景から何とかできないか?」 これがちゃんと出来たら論文になるそうだ。 しかも、遠い目標が達成できるとこの分野の流れが変わるらしい。
これから頑張らないと!




7月16日

また今日も

プログラムリーダーと後ろに座っている先輩が研究について議論しているところに 同席した。どうやらこの分野での数学屋に要求するものが何となく分かってきた。 やっぱり工学屋は得体の知れない方法でも、それが使えれば躊躇なく使うという のが良く分かった。数学屋からみれば何が起こっているのかの方に興味が向くのに。




7月17日

ここ一週間の日記は仕事と映画しかないなぁ

今日は学習の世界で最近注目を浴びた論文を紹介した。 何でも解説記事には「代数幾何の手法を駆使して」とあったので、 私にお鉢がまわってきたのだが…代数学の基本定理しか使ってないけど、 「代数幾何の手法を駆使」ですか…。




7月19日

負けた…

横浜弱すぎ。せっかく追いついて追い越したのに…




7月21日

今日は海の日。

明日からまた仕事だ。学校はもう夏休みらしい。 こういうときに社会人になったのだと感じる。
大学院生の場合は年中夏休みのような気もするけど。




7月22日

夜更し病が…

別に何をしているわけでもないのに、夜更ししてしまう。 せめて日付が変わる前に寝れば少しは楽なのに。 10月まで朝8時15分出勤なので結構つらい。




7月24日

いきなり社会の荒波に…

うちのグループはかなり上層部に評価されているらしく、 場合によっては億単位の価値のあるの最高機密に近い情報を今日聞くことができた。 なぜ聞けたかというと…それは今はというかこれからも言えませんが、 とにかく今は進むも地獄、退くも地獄な状況らしいです。 とりあえず、無知とわがままで被害をこうむるのは 真面目な人たちってことらしいです。
ちなみに私はどう関係するかというと… 再来年あたりまた地方の工場で働いているかも。




7月25日

明日も仕事…

今年のジブリ映画の主演の声を大泉洋がやるらしい。大出世したねぇ。




7月26日

夕方から夏休み

今日はK君が留学するということで、壮行会に参加した。 これからも彼には頑張ってほしい。




7月27日

夏休み初日

久し振りに寝れた。 この夏休み中に疲れをちゃんととっておかないと。




7月29日

申請すれば仕事扱いになるらしい

昨日と今日で、電気情報通信学会のニューロコンピューティングの研究会に 行ってきた。チュートリアルはかなり勉強になった。 他の研究発表は全然参考になりそうにないマニアックな話ばかりだった。 正直な感想として、優秀な数学者4,5人いたらこの分野は 大きく進歩しそうな気がした。 少なくともこの世界ではあと数年でブローアップが常識になりそうな予感。 応用ばっかりなので数学的な業績はあげられそうにないけど。







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